2017.10.25 Fuji Champion Race Series Rd.3 FCR-VITA&Fuji Champion Race Series Rd.2 KYOJO-CUP RACE REPORT
Fuji Champion Race Series Rd.3 FCR-VITA
Fuji Champion Race Series Rd.2 KYOJO-CUP
開催日時:2017年9月16,17日
開催地:富士スピードウェイ(静岡県)
FCR-VITA
ドライバー:佐藤 元春(#610)、久保 拓也(#310)、竹谷 和浩(#712)
KYOJO-CUP
ドライバー:高橋 純子(#610)
マシン:恒志堂レーシングVITA、恒志堂ホクアイ・ベッツVITA、恒志堂・TMK VITA
参戦クラス:Fuji Champion Race Series (FCR-VITAクラス、KYOJO-CUPクラス)
天候:予選/雨
決勝/雨
路面:予選/ウェット
決勝/ウェット
≪FCR-VITA≫
<DAY1> 9月15日(金)練習走行
当日は台風18号の影響でウェット走行が心配されていたが、天候は曇りの状態が続き、比較的ドライ走行となった。
久しぶりの富士スピードウェイ走行となる佐藤や久保はコースの感触を呼び起こすことから始める。
そして、富士スピードウェイでの走行が初めてとなる竹谷は、まずコースに慣れることから始まった。
当日の練習走行は、FCR-VITAクラスのみではなく、CARGUY SUPER CAR RACE車両やINTER PROTO車両などの混走であった。
そのため、ドライバーはミラー目視の回数が通常よりも多くなり、レコードラインを走るにも一苦労を要していた。
≪KYOJO-CUP≫
■ 9月15日(金)練習走行
天候は曇り、路面はドライ。まずは8月13日(日)に十勝スピードウェイで開催された2017十勝夏祭り HKS HIPER Meeting以来の
VITAの感触を確かめる様に1周のウォーミングアップを行い練習走行へ。
まだ感触を思い出せていないVITAでの走行は、スピンが多く、周囲のマシンに気を配るなどでまともに走ることができなかった。
しかしその後は、高橋は別人かと思うほどタイムが上がり、自己ベストを更新。最終的に2’04.98まで縮める。
しかし、ライバル勢もタイムが上がっており、高橋も負けてはいられない。
台風18号の影響か、午前中のセッションよりも風が出てきたように感じた。高橋は思う様にタイムが出ず、2分5~6秒台で推移していく。
そして、2本目の自己ベストを更新出来ないまま、この日の練習走行は全て終えることとなった。翌16日は走行が無いため、中1日でレースを迎える事となる。
≪FCR-VITA≫
<DAY2> 9月16日(土)公式予選(8:20~8:40)
前日からの天気予報は見事的中してしまい、台風18号によって、この日は終日ヘビーウェットとなってしまう。
雨の予選で各ドライバーは力走するも、Koshido Racingは上位から5秒以上の差をつけられてしまい、非常に悔しい結果となった。
各コーナーでマシンがスピンしていたりコースアウトしていたが、Koshido Racingチームも例外ではなかった。
その中でも自己ベストを徐々に更新していき、少しでも前へ行きたいというがむしゃらなハートがコースサイドからも見えていた。
予選結果
■9月16日(土)決勝(11:40~12:10)
予選から降り続いた雨は無情にも止まないまま、決勝を迎える。だが、前大会はセーフティーカー先導のまま6周を終えたところでレース中断となった。
今回はそこまで強い雨ではなかったのが、せめてもの救いであった。1周のフォーメーションラップが終了した後、各車一斉にスタート。
佐藤はスタートで後続車に抜かれてしまい、1コーナーへ侵入。久保は前車に追いつくも1コーナーでアウト側に膨らんでしまい、順位を落とす。
竹谷はスタートミスするも周囲のライバル車もスタートに遅れて大きな順位変動は無かった。佐藤は終始、前を行く久保を猛追するレースとなった。
ほぼ毎周ホームストレートで抜きにかかるも、オーバーテイク出来るマージンまでは築けない。
久保も佐藤に抜かれまいとブロックラインを走行し、行く手を阻む。
同じチームメイト同士のバトルはとても興奮するものの、接触が無いかハラハラする場面も有り、オーディエンスを盛り上げてくれたであろう。
竹谷はライバル勢がリタイヤしていく中で着々とポジションアップをしていく。
各ドライバーは予選よりもベストラップを刻むもトップ勢には追いつけず、レースは11周でチェッカーが振られた。
≪KYOJO-CUP≫
<DAY3> 9月17日(日)予選(8:30~8:45)
当日のコンディションは連日同様、雨が降り続くウェットコンディションだった。開催ギリギリの雨量で高橋も四苦八苦しながらのドライビングであった。
誰もがスピンやコースアウトする中、高橋は9番手タイムを残した。
トップから約5秒遅れとはなったが、決勝も雨のレースで荒れる可能性がある為、チャンスは大いにあるだろう。
■9月17日(日)決勝(12:20~12:45)
コース上に川が流れるほどのヘビーウェットで、第2戦のレースが始まろうとしている。
スタートが得意の高橋。まずは出だしで8番手の#44ACRE☆走る燻製女子VITAを交わし、7位の#739UNI-Techno 渚難済をヘアピンからの300Rで見事にオーバーテイク。
ホームストレートには7位で戻ってきた。そのまま高橋は後続を抑えながら順位を守る我慢のレースが続いた。
このままレースは終了するかと思いきや、6周目の最終コーナーで痛恨のスピンを喫した。14位まで下がってしまったが、
高橋は前を行くマシン2台にプレッシャーを与える。
しかし、7周のレースは高橋がオーバーテイクするまでの時間は残っておらず、僅差でレースを終える事となった。
今回のレースでは、前戦のウェットレースの経験やデータをもとに戦うも、良い結果を残すことが出来ませんでした。
しかしながら、ドライやウェットの経験値も上がり、有効なデータも更に上書き出来たため、最終戦のレースに向けて万全の準備が出来たと自負しております。
次戦は10月28、29日、最終戦を残すのみとなりました。
最終戦に向けて、テストは欠かさず行うとともに、直近のレースである北海道クラブマンカップシリーズでも善戦していきます。
今回ご支援、ご声援いただきましたすべての皆様に、厚く御礼申し上げます。
Koshido Racing 佐藤 元春