2022.01.06 2021年10月17日 北海道クラブマンカップレースRd.5
去る10月17日(日)、更別村に位置する十勝スピードウェイ。
雪の気配を感じる冷え込みの中、
シリーズ最終戦となる北海道クラブマンカップレースRd.5が
17台のVITA-01、4台のザウルスJr.
計21台によって行われた。
KOSHIDO RACINGからは、
佐藤 元春 選手 (12号車)
浅井 康児 選手 (310号車)
市川 篤 選手 (35号車)
兼松 由奈 選手 (516号車)
以上4名・4台のVITA-01がエントリーし、2021シーズン最終戦へと臨んでいく。
その内容をお伝えしよう。
≪予選≫
10月17日(日)午前9時40分。
各マシンにドライバーが乗り込み、タイヤの空気圧調整や締め付けの確認が行われる。
北海道クラブマンカップレース最終戦@koshidoracing
12号車
佐藤元春選手(@chobby2)
35号車
市川篤選手(@NA99657878)
310号車
浅井康児選手(@ek9rocker)
516号車
兼松由奈選手(@yuna_unagi)<予選>
9時40分~10時00分(20min) pic.twitter.com/Lnv6ieVxyU— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
気温は約8℃という肌寒さと、今にも泣きだしそうな空模様の中、
熱の入ったエンジンがうなりを上げ予選がスタート。
各車一斉にコースへなだれ込んでいく中、然るべきタイミングでのコースインを待った後、
KOSHIDO RACINGの4台が走り出した。
KOSHIDO RACING、予選コースイン! pic.twitter.com/vwGF0ylFiQ
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
しかし予選開始から約4分後の午前9時44分、
ランオフエリアでの停車車両のため赤旗が振動。
この間、全ての車両はピットレーンへと戻され、
シグナルがグリーンに点灯することを待ちながら列を作る。
北海道クラブマンカップレース最終戦
1台がスピンし赤旗振動。マシンが続々とピットイン。
12号車
佐藤元春選手(@chobby2)
35号車
市川篤選手(@NA99657878)
310号車
浅井康児選手(@ek9rocker)
516号車
兼松由奈選手(@yuna_unagi)<予選>
9時40分~10時00分(20min) pic.twitter.com/EJYuJKqc5e— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
ガレージに入ると予選終了となるため、各車両はずらりと並び隊列を組んでいる様子。
そして約7分後の午前9時51分。
コース上に停車していた車両が自走で戻り、予選が再開。
予選走行再開の狼煙が上がった瞬間。 pic.twitter.com/QAg42rd8Rk
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やや濡れていた路面もレコードラインからドライへと変わり、
続々とアタックが始まった。
前日練習には1分31秒台も出していた12号車、佐藤選手は安定して速いペースで走行。
経験豊かな310号車 浅井選手は33秒台を堅実に走行、
35号車 市川選手もそれに続く。
516号車 兼松選手は初めてのVITA-01×十勝に緊張気味だが、
シミュレータでの訓練と先輩ドライバーのアドバイスを生かし順調に走行していく。
≪予選結果≫
そして予選は終了。
KOSHIDO RACING
P.P. : 12号車 佐藤 元春 選手 1:32.170
P6 : 310号車 浅井 康児 選手 1:33.082
P7 : 35号車 市川 篤 選手 1:33.729
P15 : 516号車 兼松 由奈 選手 1:37.011
以上のグリッドから決勝はスタートとなった。
≪決勝 レース1≫
午後12時20分、10LAPのレース1が幕を開けた。
エキゾーストノートがこだまし、シグナルがブラックアウト。
十勝スピードウェイ、第①決勝レーススタート!
第一コーナーからカメラを構えます。12号車
佐藤元春選手(@chobby2)
ポール・ポジション310号車
浅井康児選手(@ek9rocker)
6番グリッド35号車
市川篤選手(@NA99657878)
7番グリッド516号車
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
15番グリッド pic.twitter.com/qDs7JJm4gr— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
先頭で1コーナーへ飛び込むのは12号車 佐藤選手。
その後方では6番手スタートからロケットスタートを決めた310号車 浅井選手が2台をパス、激しい3番手争いに加わっていく。
7番手から35号車 市川選手は前方集団の争いを見ながら冷静にスタート。
516号車 兼松選手は1つ落とし16番手。
10LAP先へのチェッカーフラッグを目指してホームストレートを通過する車両たちは、
約1分半と息もつかぬうちにまた帰ってくる。
2周めに入った、第一コーナー。
佐藤元春選手(@chobby2)が、大きめにリードを取っております。 pic.twitter.com/Q8X4kJpCJv— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
12号車 佐藤選手は安定した速さで1分32秒台をコンスタントにマークしながら、
徐々に後続を引き離しスリップストリームの圏外へと先手必勝の走り。
こちら、第3コーナー、依然として佐藤元春選手(@chobby2)がトップを独走している様子がわかります。周回ごとに差を広げていきます。 pic.twitter.com/osNvxk1uzq
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
迎えた4周目に2位争いからペナルティが発生、
310号車 浅井選手は順位を1つ上げ3番手に。
その後も2番手の61号車とテールトゥノーズの状態をキープ。
35号車 市川選手は6番手を危なげない走りで順調に走行。
後続の車両を抑えながら堅実な走りを続ける。
516号車 兼松選手はレース序盤2コーナーでの前方車両の接触を回避、
2周目の1コーナーで前を行く17号車のインに仕掛けピットの歓声を生むも、
クロスラインを取られ順位をキープ。
2周めに入った、第一コーナー。
佐藤元春選手(@chobby2)が、大きめにリードを取っております。 pic.twitter.com/Q8X4kJpCJv— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
その後も隙を伺うように背後につけ、
迎えたファイナルラップの1コーナー、果敢に食い下がりついにオーバーテイクというガッツを見せた。
≪決勝レース1 結果≫
KOSHIDO RACING
優勝 : 12号車 佐藤 元春 選手 1:32.260
P3 : 310号車 浅井 康児 選手 1:32.885
P6 : 35号車 市川 篤 選手 1:33.159
P14 : 516号車 兼松 由奈 選手 1:36.360
12号車、佐藤選手が2位に10秒548の大きな差をつけ優勝。
浅井選手、市川選手、兼松選手ともに予選よりも速いペースで周回し、ポジションを上げる見事な走りでレース1をフィニッシュした。
上記レース1でのベストタイムを基にレース2のグリッド順が決定。
ここから約3時間のインターバルを挟み、各車両は再度コースへと入っていく。
≪決勝レース2≫
時刻は15時15分、一時の雨を受けた路面は再度ドライへと変わったころ、
各車がコースインしフォーメーションラップを行う。
シーズン優勝なるか!佐藤元春選手(@chobby2)ポール・ポジションからのスタートになります! pic.twitter.com/vgiAKawc3N
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タイヤを暖めた車両たちが続々とホームストレートへと戻り、
各グリッドへと停車。
浅井康児選手(@ek9rocker)市川篤選手(@NA99657878)兼松由奈選手(@yuna_unagi)
佐藤選手の背中を追います!
平中克幸選手(@K_Hiranaka)が激励してくれています! pic.twitter.com/ScAHKwijND— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
ドライビングアドバイザーの平中 克幸選手もひとりひとり声をかけ、激励する。
P.P. : 12号車 佐藤 元春 選手 1:32.260
P5 : 310号車 浅井 康児 選手 1:32.885
P7 : 35号車 市川 篤 選手 1:33.159
P14 : 516号車 兼松 由奈 選手 1:36.360
ドライバー達の集中力、緊張感、エンジン回転が一気に高まり、レース2は始まった。
北海道クラブマンカップレース最終戦
決勝レース②スタートの瞬間です! pic.twitter.com/1o5GR6oeq2
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
各車スタートを決めていく中、12号車 佐藤選手は既に逃げの姿勢。
スタートでしかけたのは5番手スタート310号車 浅井選手。
1コーナー、777号車と61号車が争う脇から一気に2台をパス。
そのままの勢いで88号車と2番手争いになだれ込む。
時を同じくして35号車 市川選手は1コーナーで5番手まで上げるも、
トラクションがかかりきらず7番手ポジションへ戻る。
516号車は姿勢を乱した先導車をブレーキで回避、ややオーバーステアを出すが立て直して中団を追っていく形となる。
そこから1分半、2周目へと入っていく12号車 佐藤選手は後続を1秒引き離すハイペースで走行。
さらに差を広げる佐藤元春選手(@chobby2)
決勝第一レースと同じ、ぶっちぎりの展開になります。 pic.twitter.com/H85rDpmMEJ— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
ホームストレートで310号車 浅井選手は3号車に対しスリップストリームでの先行を許すが、そのままでは終われない。
直後の2コーナーで3号車が姿勢を乱した瞬間を見逃さず、素早くパス。
一瞬の決断力が勝敗を分けた。
再度順位が動いたのは516号車 兼松選手。
序盤はタイヤに熱が入らないとみられる不安定な一面もあったが、周を重ねるごとにペースが上がっていく。
迎えた4周目の8コーナーでは17号車にプレッシャーをかけていき、
アンダーステアが出たところをインからスムーズにパス。
更にペースが上がるかと思われたが、
5周目の6コーナー脱出で芝に飛び出し痛恨のスピン。
幸いにも接触は無くすぐにコースへと復帰したが、ポジションを2つ落とすこととなる。
同じく5周目、35号車 市川選手は前を行く61号車に対し、
それまで1秒ほど空いていた差を1、2コーナーで一気に縮めていく。
遂には6周目の1コーナー、スリップストリームからインを差し6番手へと浮上。
9周目、1周につき1秒を突き放す12号車 佐藤選手はザウルスJr.の背中をも捉える抜群のペースで走行。早くも周回遅れを出すレース展開となっていく。
そして12周目、チェッカーフラッグが振られる中レースは終了。
優勝の12号車 佐藤選手は2位に8秒差、
3番手の310号車 浅井選手は2位に1秒4の差でフィニッシュ。惜しくもワン・ツーとはならなかったが、共に1分32秒台を叩き出す圧巻の走りであった。
35号車 市川選手は終始安定したラップで6番手。
516号車 兼松選手は追い上げつつもわずか0秒7の差で16番手フィニッシュとなった。
以下リザルト
優勝 : 12号車 佐藤 元春 選手 1:32.146
P3 : 310号車 浅井 康児 選手 1:32.600
P6 : 35号車 市川 篤 選手 1:33.136
P16 : 516号車 兼松 由奈 選手 1:35.442
12号車を駆る佐藤選手は、
予選ポールポジション・決勝レース1、2共に優勝、有言実行のパーフェクトレースで自身初となるシリーズタイトルを獲得。
念願のチャンピオンとなった。
こちら、KOSHIDO RACINGドライバー、メカニック、クルー勢揃いでの記念撮影です!
佐藤元春選手(@chobby2)
浅井康児選手(@ek9rocker)
市川篤選手(@NA99657878)
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
そして、応援に来てくださった平中克幸選手(@K_Hiranaka)
皆さん、お疲れさまです! pic.twitter.com/Hv6wdxHuey— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
優勝の12号車 佐藤選手
3位 310号車 浅井選手よりコメント
佐藤選手、浅井選手のコメントを頂きました! pic.twitter.com/1bpcsU3NIB
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) October 17, 2021
35号車 市川選手よりTwitterコメント
https://twitter.com/NA99657878/status/1451338766946168832?s=20
516号車 兼松選手よりTwitterコメント
https://twitter.com/yuna_unagi/status/1449634147303976961?s=20
肌寒い十勝スピードウェイで、熱い走りを見せた各選手たち。
その挑戦はこれからも続いていく。