RACING

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2022.11.11 2022年7月3日 北海道クラブマンカップレース Rd.2

 

 

梅雨の影響を受けて連日じめじめとした6月末。

KOSHIDO RACINGの面々は更別村、十勝スピードウェイへ到着。

気温は高くないがやや蒸した天気の中、

7月3日(日)に開催される北海道クラブマンカップレースRd.2への準備は着々と進んでいた。

 

挑むドライバーは以下の5名。

 

12号車  佐藤 元春 選手

35号車  鶴田 哲平 選手

310号車  浅井 康児 選手

516号車  市川 篤 選手

910号車  工藤 大祐 選手

 

 

これより3日間の練習を行った後、予選・決勝へ臨んでいく。

6月30日午前9時、雨のなか走行を開始するのは516号車を除く4台のVITA-01。

 

専有走行となり各車クリアラップを取ってマシンセットを確認、併せてウェット路面での挙動を確かめていく。

 

35号車をドライブする鶴田選手は三重県出身でFIA-F4やスーパー耐久にて活躍中のドライバー、VITA-01及び十勝スピードウェイの走行は初めて。

これまで経験してきた車種との特性の違いを探りながらの練習となった。

 

 

 

 

 

昼頃には路面も乾き始め、空気圧を調整しながら徐々にペースアップ。

選手それぞれが手ごたえを感じながら、本番へ向けた練習走行は翌日も続く。

https://twitter.com/koshidoracing/status/1542384713511608320?s=20&t=0X13fUgnTKMRUZwZ5DqabQ

 

7月1日(金)

曇った天気の午前11時、18℃と肌寒い気温の中で2日目の練習走行が開始。

この日より516号車と市川選手が加わり、総勢5台のVITA-01が出揃う事に。

ヤリスカップやF4のマシンたちもサーキットへ姿を現し、レースウィークの始まりを告げるエキゾーストノートが響く。

KOSHIDO RACINGでも活躍するRINA ITO選手  ヤリスカップへ臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

前日と異なり完全ドライとなった路面状況。

ドライバーの意見を聞きながら足回り、空気圧の調整を細かに行う。

誰もが真剣な眼差しでクルマに向き合いつつも、時折笑い合いながら作業に当たっていた。

 

 

迎えた3日目、7月2日(土)。

VITA-01、ヤリス、F4それぞれが専有走行枠を取る公式練習日。

サーキット到着の朝8時30分の時点で気温は既に19℃、その後も気温は上がり続け、日差しが照りつけ夏の暑さに。

27℃の暑さはドライバーの体力を奪いタイヤを消耗させるが、選手たちは次々と走行を重ねていた。

 

決勝は更に気温が上がる予報。翌日の予選、決勝へ向けて走り込みは続く。

 

 

2022年7月3日 北海道クラブマンカップレース Rd.2 予選&決勝日

 

早朝から始まる公式予選は、出場チームが列を成しドライバー達も集まる時間。

しかし・・・

これから始まる激戦を前に、KOSHIDO RACINGをはじめ各チームはリラックスしながら車検場へと向かっていた。

 

車輛のチェックや重量測定、使用するタイヤのマーキングを終えたら、いよいよ予選タイムアタックが始まる。

オーバーテイクの難しいワンメイクレースでは、このポジショニングは重要だ。

気合の入るKOSHIDO RACINGのドライバー達から、予選の意気込みをいただいた。

 

【HCM Rd.2 公式予選】

30℃に達する気温の中、熱い暑い予選が開始。

他車との間合いを測りながら、クリーンラップを狙う各車。

 

12号車 佐藤選手は予選開始序盤からハイペースでラップを刻む。

3周目にはベストタイムをたたき出し、予選終了まで抜かれずファステストとなる。

35号車 鶴田選手がF4で鍛えられた走りを発揮し6番手、前後はわずか100分の6秒差だ。

11番手、惜しくも短縮ならず310号車浅井選手。

二回目の挑戦となる910工藤選手は1000分の3秒差での13番手。

その後方、14番手に516号車、社員ドライバー市川選手が並んだ。

 

過酷な暑さの中コンマ数秒の間に1台2台と滑り込んでいく展開を見せる予選、

KOSHIDO RACING陣営のタイムとポジションは以下の通り。

 

【HCM Rd.2 公式予選 リザルト】

 

 

 

 

P.P.   12号車  佐藤 元春 選手 1’33”343

P6   35号車  鶴田 哲平 選手 1’34”201

P11  310号車  浅井 康児 選手 1‘34“642

P13  910号車  工藤 大祐 選手 1‘35“010

P14  516号車  市川 篤 選手  1‘35“460

 

ポールポジションを見事獲得した12号車 佐藤選手は2番手 大島選手と0.036秒の差。

上位3台が33秒台、各車両が僅差の中予選はフィニッシュとなった。

 

 

【HCM Rd.2 決勝】

グリッドにつき汗を流しながらもカメラに答える各選手。

パラソルの影でも、身体が堪える暑さである。

 

そしていよいよRd.2決勝のシグナルが点灯、ブラックアウト。

スタートを決め12号車佐藤選手がトップで1コーナーへ進入、後方に続く35号車鶴田選手はアウトに77号車、目の前に555号車を捉えながら1コーナーへ飛び込んだ。

 

910号車工藤選手、516号車市川選手も前方車両に並びかけブレーキング。

しかしその直後、全てのポストで赤旗が振動していた。

一周目の2コーナーでクラッシュ発生。

3台が絡む事故により、35号車鶴田選手がリタイアとなってしまう。

 

コース上の処理が終わるころ、オフィシャルカーによる2周先導の後、ローリングスタート形式で再開されることとなる。

残りは9周でレースが再スタート、12号車がトップ、310号車が9番手

910号車11番手516号車12番手と続いていく。

 

しかし次周回、ストレートでスリップストリームを使われた12号車は2番手へ後退。

516号車は2コーナー脱出でスピンを喫するが、接触は無く復帰していく。

 

レース中盤のポジションは12号車 2番手、310号車 7番手、910号車 11番手、516号車 13番手といった並びに。

 

全車順位変動は落ち着いていたが、その後310号車 浅井選手が猛追し1周ごとに95号車、61号車をオーバーテイクしていく鬼気迫る走り。

最終的には大きくポジションを上げる。

 

2番手12号車は1番手の778号車へ並びかける場面もあったが、

0.3秒ほどの差で終始追いかける展開に。

ファイナルラップでは1台がクラッシュしたが、フラッグが振られることは無くそのままレース終了となった。

決死の追い上げはダイジェスト及びオンボード映像からご覧いただきたい。

 

【HCM Rd.2 決勝リザルト】

 

 

 

12号車 佐藤 元春選手 P2

310号車  浅井 康児選手 P4

910号車  工藤 大祐選手 P10

516号車  市川 篤選手  P12

35号車 鶴田 哲平選手 DNF

 

なお、鶴田選手はクラッシュによるケガ等は無く、無事にピットへ帰還した。

レース後の佐藤選手のコメントは以下の通り。

 

次回はHCM Rd.3、3時間の耐久レースとなる。改めてお送りしたい。

チャンピオンタイトル防衛へ向けた2022年の戦いはまだ始まったばかりだ。

 

ダイジェスト https://www.youtube.com/watch?v=8i_zrN-wdsg&t=6s

 

オンボード 12号車 https://www.youtube.com/watch?v=b462eE00ZIY

310号車 https://www.youtube.com/watch?v=fAM43Xnmf2E