RACING

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2022.08.19 2022年5月22日 北海道クラブマンカップレース Rd.1

 

雪解けを迎えつつも未だ肌寒い5月中旬。

富士スピードウェイより帰札して一週間だが、KOSHIDO RACINGは次なるレースウィークを迎えていた。

 

今回のレースは昨年、12号車の佐藤元春選手がシリーズチャンピオンを獲得した北海道クラブマンカップレースの開幕戦である。

 

参戦するドライバーは、

 

12号車 佐藤 元春 選手

310号車 浅井 康児 選手

35号車 RINA ITO 選手

516号車 織戸 茉彩 選手

910号車 工藤 大祐 選手

 

新たに加わった2名のドライバーと共に戦っていく。

 

 

佐藤選手、浅井選手、RINA選手、織戸選手は富士からの連戦となるが、疲れの色は見えずむしろワクワクとした表情だ。

 

https://twitter.com/chobby2/status/1527477518537994240?s=20&t=aHhQEvKYofJJK55MMYecQA

 

 

今回のレースウィークは20日のスポーツ走行、21日の公式練習走行、22日の予選・決勝のスケジュールで進行、

表彰台のてっぺんを目指し各車が走り出した。

 

特に516号車 織戸選手は初めての十勝、2回目のVITA-01で、

「十勝スピードウェイは金曜日(20日)に初めての走行で、シミュレーターと違う感覚もあるがチームの皆さんから学びながら頑張ります。」と謙虚なコメントをいただいた。

 

 

初登場となる910号車 工藤選手は、「十勝の走行経験は4年程だがVITA-01は初めて。練習は悪戦苦闘だが慣れてきているので、頑張って全開で走行したい。」と気合も十分に語ってくれた。

 

 

もちろんドライバーだけでなくメカニックも今レースでシーズンインのスタッフは多く、ドライバーと綿密にやり取りしながらマシンのセットアップにあたっている。

 

 

 

気温や風、路面状態によってマシンの挙動は微細に変化する。対応するためには走行・調整を幾度となく重ねる必要があるのだ。

 

20日、21日の練習走行では4台を走らせ、感触を掴んでいった。

 

 

5月22日(日) 予選・決勝日

 

いよいよ開幕戦がスタート。

KOSHIDO RACING 12号車 佐藤選手のコメントはこちら。

 

 

そして35号車RINA選手はなんと前日(21日)入りかつ予選が初走行となるぶっつけ本番。

「どきどきしているが、前週に富士でVITAに乗っていることと、これまでの十勝の走行経験を思い出しながら“全開で”頑張りたい。」と、

全開を強調して話してくれた。

 

【北海道クラブマンカップRd.1 公式予選】

迎えた公式予選、注目選手の多く集まる今大会。

KOSHIDO RACINGの大きなライバルとなるのは、

778号車 大島選手 かつてKOSHIDO RACINGから参戦したこともある実力派。

足回りへの緻密な理論を武器に速さを見せる。

77号車 村上選手 今季より参戦の若手ドライバー。シミュレーターや自車での走行で速さを見せVITA-01へ参戦。

71号車 四倉選手 HDC 日本平中自動車より参戦。本格フォーミュラの第一歩とされるスーパーFJで頭角を現す。

 

2秒以内に十数台が収まるハイレベルな争いの中、ポールポジションを争うのは12号車 佐藤選手と778号車 大島選手。

 

各車が10~13周を終えたころ、予選タイムは確定した。

 

【公式予選 リザルト】

 

12号車  佐藤元春選手  P2 1‘32“052

310号車 浅井康児選手   P6 1’32”971

35号車  RINA ITO選手 P11 1’33”639

910号車  工藤大祐選手  P12 1‘33“740

516号車 織戸茉彩選手  P17 1‘38“582

 

 

佐藤選手は大島選手に0.3秒届かず2番手からのスタート。

浅井選手6番手、「ぶっつけ本番」のRINA選手11番手、続き12番手は工藤選手。

十勝初走行の織戸選手17番手という結果に。

 

決勝までの合間では、スタートへの意気込みやKOSHIDO RACING選手同士の声かけからも士気の高さが見られた。

 

 

 

【北海道クラブマンカップRd.1 決勝】

5月22日(日)12時20分

決勝のシグナルがブラックアウト。

 

まずは12号車 佐藤選手

2位から好スタートを決め、ポールポジションの778号車 大島選手へ並びかける。

 

スタート直後の1コーナーではイン側からブレーキング勝負をしかけ、見事にパス。

1位へと浮上する。

 

わずか後方では5位スタートの71号車 四倉選手がブレーキロック、3号車 古井戸選手と絡んでしまいコースオフする中、

6位スタート310号車 浅井選手が回避により減速し1つポジションを落とし7位。

 

35号車RINA選手は55号車 後藤選手をパスし9位、その後方11位に910号車 工藤選手がついていく。

17位スタートの516号車 織戸選手も一つ上げ16位というオーダー。

 

続く2,3コーナーではRINA選手が555号車 松橋選手へ猛プッシュ。

隙あらばイン側へと潜り込むが、先行ならず。

 

4コーナーで四倉選手がスローダウンし、前を行く佐藤選手を除く各選手がポジションを1つ上げる事となる。

 

佐藤選手は大島選手とギリギリの差を保ちながら2周目へと突入。

 

 

ここからはいくつかの集団に分かれバトルは落ち着いていくが、そうはいかないのが1位争い。

1周目を制した佐藤選手は粘りのブロックで耐えるが、3周目のホームストレートでスリップストリームに入られ1コーナーで逆転。

続く4周目の1コーナーではインを締められるもアウト側から速度差を利用したオーバーテイクを見せ再度1位へ。

 

その後もスリップストリームを巧みに使い順位を入れ替えつつレースは展開。

残り1ラップと少しのところ、11周目にトップを走行していた大島選手が最終コーナーでわずかに姿勢を乱した隙を見逃さず、

一気に差を詰めた佐藤選手がファイナルラップのストレート終わりで1位となる。

 

レースはそのままチェッカーフラッグを受け、12周もの間続いた熾烈なトップ争いは佐藤選手が制する事に。

 

浅井選手は序盤の目まぐるしい順位変動のなか7位、RINA選手、工藤選手は終始バトルを続ける熱い戦いを繰り広げ、

織戸選手は初戦を無事完走で乗り切った。

ダイジェスト

 

【北海道クラブマンカップRd.1 決勝リザルト】

12号車  佐藤元春選手  優勝 18‘44“028

310号車 浅井康児選手   P7  19’06”883

35号車  RINA ITO選手 P9  19’11”945

910号車  工藤大祐選手  P11 19‘21“323

516号車 織戸茉彩選手  P16 20‘12“230

 

 

今後7月にはHCM Rd.2、GTワールドチャレンジアジアへの参戦が控えるKOSHIDO RACINGの活躍に引き続きご期待いただきたい。