2021.07.15 2021年6月5日・6日 富士チャンピオンレースRd.2 FCR-VITA/KYOJO CUP
今回は、2021年6月5日~6日にかけて行われた、富士チャンピオンレースの模様をお伝えしよう。
富士チャンピオンレースとは、元々新人育成を目的としたレース「富士ホリデーレース」として始まった。
レースにデビューしたのが富士だというレーサーは多く、新人ドライバーの登竜門的存在となり、何度か改称と開催時期の変更を経て、今ではルーキーだけでなく10年以上出場を続けるドライバーも増えてきているのだという。
FCR-VITAに佐藤選手と中川選手、KYOJO CUPにはいとうりな選手と兼松由奈選手が挑む。
富士スピードウェイ、練習走行。
走行前のマシンチェック、準備万端!
712号車、中川隆吾(@higeryugo)
610号車、佐藤元春(@chobby2) pic.twitter.com/cIguFUoxY0— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
▲6月5日のFCR-VITAに向けて練習する様子。
練習走行の様子をモニターでチェックする、いとうりな 選手(@loverina24)、兼松由奈選手(@yuna_unagi)、サポートの山本裕之さん(@RDS_Hiro)。 pic.twitter.com/HNIi0Af1K2
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
▲6月6日のKYOJO CUPに参戦するおふたりも、練習をチェック。
富士スピードウェイにて、本日は練習走行を行います。
日本ハムグループが今回から、新たに応援してくださっています。ロゴも加わりました!
皆様、応援よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/awKlK9WfD5— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
▲日本ハムグループ様が、新たにスポンサーしてくださることに。
世界的に見ても、長めな1,475mのロングストレートを走り抜ける、佐藤元春(@chobby2)、中川隆吾(@higeryugo)のVITA-01です。 pic.twitter.com/LsrRqCUfYL
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
この動画にもあるが、1.5kmにも及ぶ非常に長めのメインストレートを誇っており、ここでは熱いサイドバイサイドや複数台でのワイドが見られることだろう。
富士スピードウェイ、約1.5kmのロングストレート走行を撮影。 pic.twitter.com/kHexWoajwj
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
▲この動画は観客席の上方から撮影。距離の長さがわかることと思う。
富士スピードウェイ、練習走行。
第2コーナーから、コカコーラコーナーへと抜けていくシーン。 pic.twitter.com/jgPhc5BIRk— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
TGRコーナー(第1コーナー)を抜け、第2コーナーからコカコーラコーナーへと続く直線を撮影した。
コースの一部の撮影だけでも、ここまでズームしないと映像に捉えきれない。さすが全長約4.5kmの大きなサーキットだ。
練習走行直前、いとうりな選手(@loverina24)と、兼松由奈選手(@yuna_unagi)。
兼松由奈選手の緊張感が、画面越しにも伝わってくると思います!そして、余裕のいとうりな選手のスマイルにも注目。 pic.twitter.com/361aNZl8v6— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
練習走行、いとうりな選手(@loverina24)。
撮影していると、眼前でスリップする車両が!
このADVANコーナーは、フルブレーキングが必要となるため攻略難度が高めのようで、スピンするマシンを何度か見かけました。 pic.twitter.com/cy6ZU8hObL— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
富士山からの、兼松由奈選手(@yuna_unagi) pic.twitter.com/57mOhQVDDY
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
初日の練習走行は天気に恵まれ、路面コンディションも良好ということで、非常に有意義な予習になったそう。
ただし、翌日6月4日(金)と、KYOJO CUP決勝の6月6日(日)の天気は雨予報となっており、選手とピットクルー、スタッフの皆はそれが大きな懸念点となっていた。
実際に、6月3日(木)の練習走行を終える頃には、すっかり富士山が見えなくなるほどに雲が厚くなり、翌日の天気が悪くなるのを示唆していたのだ。
迎えた翌日。
富士スピードウェイ、練習走行。
猛スピードで水しぶきを上げながらコカコーラコーナーを攻める佐藤元春(@chobby2)のVITA-01、恒志堂レーシング610号車。 pic.twitter.com/e0qbsvsg0j— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
富士スピードウェイ、練習走行。
練習走行を終えた佐藤元春(@chobby2)ピットイン。
ビッシャビシャになりながらも、雨天状況の富士の走りをチェックしてきました。風邪をひかないように、乾かします! pic.twitter.com/77wlV0Yl7a— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 3, 2021
雨の中、気合のウェット走行練習を敢行するも、降水確率90%以上という予報の通りどんどん雨脚が強まっていくサーキット。
最終的には、早めに練習を切り上げ、翌日の決勝に向けてコンディションを整えておくことにした。
練習後、佐藤選手の乗車したVITA-01は、バケツで水をかぶせたかのように水浸しになっていた。
本日の富士スピードウェイ、昨日の雨の影響でモヤが少々残っております。路面は少し濡れたままになっているようです。 pic.twitter.com/xw3vTvlgAn
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 4, 2021
晴れて、日が差してきました!#富士スピードウェイ pic.twitter.com/DwbaOYGLXn
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
朝のうちは、前日の大雨の影響で路面がウェットで、コース上にモヤがかかっている状態だったが、佐藤選手と中川選手がミーティングに参加している間に晴れてきた。
ほかのレースプログラムが行われ、多くの車両が走行するタイヤとの摩擦によって、ドンドン路面が乾いていったのだという。
天候が味方するか否かというのも、レースでは重要なファクターになるのだな、と実感した。
富士スピードウェイ
予選 9時20分~
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6
)
予選に挑む佐藤元春(@chobby2)のコメントです! pic.twitter.com/fD57V58BFb— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
富士スピードウェイ
予選 9時20分~
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6
)
これから予選に向かう、中川隆吾(@higeryugo)のコメントです! pic.twitter.com/oP5H9gxp4E— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
こちらは、予選と決勝に挑むふたりのインタビューの様子。
路面はドライになりつつあり、あとは練習通りに気合の走行をして、ぜひ入賞して頂きたいところ。
コースの様子を直前に見に行くと、路面は完全に乾いていた。
富士スピードウェイ
予選 9時20分~
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6
)
GR Supraコーナーを抜けて、パナソニックコーナーに向かう610号車(緑)佐藤元春(@chobby2)と、35号車(ピンク)中川隆吾(@higeryugo) pic.twitter.com/dO7IjG3jFn— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
予選の走行は荒れることなく、ジェントルな雰囲気の中で行われた。
結果は、610号車佐藤選手が13番グリッドからスタート、35号車中川選手が12番グリッドからのスタートとなる。
富士スピードウェイ FCR-VITA
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6)610号車 佐藤元春(@chobby2)
35号車 中川隆吾(@higeryugo)決勝スタート!
開始、1分間でスピン、スリップ、続発。
大波乱の様相を呈しております……。 pic.twitter.com/SOwRZSYl2T— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
決勝がスタートし、コカコーラコーナーで接触があったのかスピンする車両が現れ、それを避けるために後続が慌ててハンドルを切りコースアウトが多発する事態になった。
やはり、決勝ともなるとドライバーの皆さんに気合が入るのか、練習や予選よりも攻めた走りをしているように感じたのは気のせいではないはず。
https://twitter.com/higeryugo/status/1401043013577547776
上の動画は中川選手の35号車から見た様子。
ファーストラップではこのような危なっかしい場面を見ることもあったが、その後は安定したレース展開となり、35号車と610号車が連れ添って順位を上げていく形に。
富士スピードウェイ
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6)LAP8の様子。
610号車 佐藤元春(@chobby2)
35号車 中川隆吾(@higeryugo) pic.twitter.com/7NAGdHuSU8— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
富士スピードウェイ
決勝 11時55分~
(決勝生中継 https://t.co/ISDMcsAdl6)610号車
佐藤元春(@chobby2)
→ポジション13から、6位着35号車
中川隆吾(@higeryugo)
→ポジション12から、8位着素晴らしい走りでした!! pic.twitter.com/ovgc14hDxq
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
両車ともに大きく順位を上げてのゴールとなり、特に佐藤選手は13グリッドからスタートし、着順6位と大健闘。
富士スピードウェイ
決勝レースを終えて……。6着 610号車 佐藤元春(@chobby2)
8着 35号車 中川隆吾(@higeryugo)ふたりのコメントをお届けします!
最後の、おちゃめなポーズ、息ピッタリの奇跡ww
(;'∀') < 台本無しですよ pic.twitter.com/nfDJW1EibY— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 5, 2021
レース終了後のコメント。息ピッタリの最後のポージングにも注目。
何事も継続と学び、共に育つを掲げる佐藤選手と中川選手、恒志堂としての姿勢が伝われば幸いです。
諦めずに何度でも挑戦していくという意志のもと、さらなる順位アップのために戦ってまいります。
翌日、2021年6月6日。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP決勝!いとうりな選手(@loverina24)
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
に、意気込みを聞きました以下、生放送もされるので、ぜひご覧ください!
予選
11:00~11:25 https://t.co/CMsXpXhX2l決勝
15:25~16:00 https://t.co/EEVCDrj8NK pic.twitter.com/8qvSASaERC— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
いとうりな選手と、兼松由奈選手にインタビュー。
りな選手はVITA-01のレース経験者ですが、兼松選手は今回が何もかも初めてづくしということで、カメラ越しにも緊張が伝わってきていた。
そんな中、朝から降り始めた弱い雨が、富士の路面をまた濡らしているのが気がかり。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP決勝!#610(緑)いとうりな選手(@loverina24)
#35(ピンク)兼松由奈選手(@yuna_unagi)
予選のためにコースインするふたりの様子です。
取材もいっぱい来て、注目されています。決勝
15:25~16:00 https://t.co/EEVCDrj8NK pic.twitter.com/NB4XjuNWTP— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
予選、コースインしていく場面。
りな選手が先陣を切り、そこへ佐藤選手のアドバイスを受けながら兼松選手が後を追うように発進していく。
雨によって、前日と打って変わって路面はウェットになり、スリップにだけは気を付けてもらいたいと願うばかり。
こうして撮影に関わるようになる前は、テレビなどでスピンやクラッシュを見ても、凄いことだな怖いな、と対岸の火事のような感覚でいましたが、いまはただただ無事でレースを終えてピットに戻ってきてほしいな、と考える。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUPウエットな路面の中、公式予選を終えました!
#610(緑)
いとうりな選手(@loverina24)
→No.11グリッド#35(ピンク)
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
→No.15グリッド決勝
15:25~16:00 https://t.co/EEVCDrj8NK pic.twitter.com/4HIUHi9GXm— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
ご覧の通り、非常に滑りやすい状況の中で走り切った。
610号車りな選手が11番グリッド、35号車兼松選手が15番グリッドからのスタートとなり、いざ決戦の時を待つ。
この時点では路面が濡れていたが、午前中に予選を行い、それから時間をおいて午後15時25分から決勝ということで、それが功を奏することとなる。
時間が経つと雨はやみ、路面は完全にドライになったのだ。ああ、お天道様ありがとう!
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP#610(緑)いとうりな選手(@loverina24)
決勝前のコメントです。
路面が乾いてアゲアゲになった!
セクシーアンドキュート❤決勝
15:25~16:00 https://t.co/EEVCDrj8NK pic.twitter.com/wRsb9RsH2K— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP#35(ピンク)兼松由奈選手(@yuna_unagi)
練習での疑問は常に先輩に聞いて、
勉強熱心な様子でした。
乾いたと伝えたら喜んでます。
頑張れ!かわいい!頑張れ!決勝
15:25~16:00 https://t.co/EEVCDrj8NK pic.twitter.com/IsSn4fYbSh— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
両者ともに、コースが乾いたということでテンション爆上げの図。
インタビューする自分も嬉しくなって、いつもより多く撮影しながら話しかけてしまった。
ともあれ、かくして決勝の時は近づき、気持ち的にも環境においてもベストコンディションの中で思う存分に戦えることとなった。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP#610(緑)いとうりな選手(@loverina24)
#35(ピンク)兼松由奈選手(@yuna_unagi)決勝スタートの様子。
りなさん、いきなり抜き出るので
カメラ慌ててます(;'∀') pic.twitter.com/AeXq6UtBjM— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
そして、迎えた決勝レーススタートの瞬間。
りな選手の610号車があまりにも良いスタートを切り、カメラが一瞬見失ってしまった。
本来いると思わしき辺りに存在しないので、あれ?となってしまい……慌ててカメラアングルが追いかけている。
一気に、2台の間をすり抜けていく姿は、上方から見ていても気迫十分だ。
第1コーナーでさらに2台の間を縫っていくという、圧巻の全力走行を見せてくれた。
その時の模様は、恒志堂のYouTubeチャンネルに動画としてアップしているので、そちらもご覧いただきたい。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP#610(緑)いとうりな選手(@loverina24)
#35(ピンク)兼松由奈選手(@yuna_unagi)LAP.8 ADVANコーナーを走る、VITA-01です。
首位集団の順位以外は大きく変わらず、手堅い走りを見せてくれました。 pic.twitter.com/dj9o1MX5uC— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
スタート後、先頭集団の4台ほどが競り合う状況が続き、それを追うようにりな選手がついていく。
少し離された後方を走るも、兼松選手は練習の時よりも確実に速く走れるようになっており、レースのペースに取り残されることがなくなっていた。
富士スピードウェイ
本日(2021年6月6日)
KYOJO CUP#610(緑)
いとうりな選手(@loverina24)
No.11グリッドスタート→6着#35(ピンク)
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
No.15グリッドスタート→12着順位を上げてのゴール、お見事でした。
お疲れさまです! pic.twitter.com/26osARzj18— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 6, 2021
ゴールのあとに修正があり、正式順位は、
いとうりな選手11番グリッドスタートで、5位にてゴール。
兼松由奈選手は15番グリッドスタートで、10位でのゴールで確定した。
富士スピードウェイ
2021年6月6日
KYOJO CUP昨日、収録した決勝後のコメントです!
#610(緑)
いとうりな選手(@loverina24)
No.11グリッドスタート
正式着順は、5位で確定いたしました!
お疲れ様です! pic.twitter.com/qRaJElFjYZ— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 7, 2021
富士スピードウェイ
2021年6月6日
KYOJO CUP昨日の決勝後に収録したコメントです!
#35(ピンク)
兼松由奈選手(@yuna_unagi)
No.15グリッドスタート
正式着順は、10位で確定いたしました!
お疲れ様です! pic.twitter.com/F797afw9EQ— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) June 7, 2021
富士のレースは天候が変わりやすいという話を事前に聞いていたが、今回も例外ではなかったようだ。
しかしながら、刻一刻と路面状況が変化する中、皆さん素晴らしい走りを見せてくれたと思う。
FCR-VITAの佐藤選手、中川選手、そしてKYOJO CUPのりな選手、ジャンプアップでのゴールがとても見事だったと思う。
VITA-01でのレース、決勝、初めてという兼松選手も、インタビューで言及していますが、無事に無傷での完走、何よりだった。
まだまだ、今年のレースシーズンは始まったばかりなので、来月7月にある十勝スピードウェイでのレースを始め、これからも恒志堂レーシングの挑戦する姿をレポートして参ります。
これからも、応援よろしくお願い致します。