2021.07.14 2021年5月16日 北海道クラブマンカップレースRd.1
今回は、2021年5月16日に十勝スピードウェイで行われた、北海道クラブマンカップレースRd.1の様子を、当日撮影した動画を交えてレポートしていく。
レースが行われた十勝スピードウェイは、北海道河西郡更別村という場所にあり、北海道地図でいうと右下のほうに位置する。
のどかで自然がたくさんあり、農家一戸辺りの所有する土地の広さが十勝管内で最大を誇っていて、北海道内どころか、全国でも有数の畜産農業地帯となっている。
全国に先駆けて真っ先に5G通信網が配備されたというニュースがあったが、「なんで更別に?」と思う人が多くおられるだろう、しかしながら更別村は無人トラクターが公道を走っていたり、ドローンでの測量システムの実証実験が行われていたりと、実は日本のITの最先端技術が取り入れられている地域でもあるのだ。
数年後にはアメリカのシリコンバレーみたいになっていたら面白いし、夢がある。
話がかなり脱線してしまったが、レースのレポートに入ろう。
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!第1コーナー、パワフルなコーナリングをするKOSHIDO RACINGのVITA-01たち。#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/HxCZRpBMhj
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 14, 2021
北海道内唯一となる国際自動車連盟(FIA)公認サーキットで、5,100mのグランプリコースを備えており、3,400mのクラブマンコースと1,700mのジュニアコースに2分割して使用している。
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!No12.佐藤元春(@chobby2)
No712.いとうりな選手(@loverina24)
No310.浅井康児選手
No777.大島良平選手(@BrunaRacing)
日高山脈を背に、練習走行!#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/oxGZoV7AS1— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 15, 2021
ワンテイクで、練習中の4台をまとめて撮影することができた。
この8番コーナーは左への20Rのキツめの角度で、さらに直前の7番コーナーが右曲がりの25Rという逆カーブだということから、スピンする車両をたまに見かける難所だ。
アクセルワーク、ブレーキング、コーナーを抜けての立ち上がり、といった複合的な操縦スキルが要求されるだろう。
レースを撮影していたら、別のカメラマンに遭遇しました。
……あれっ!? 平中克幸選手(@K_Hiranaka)!?恒志堂カメラマン(@hiroyuki_215)の一眼レフを借りて撮影していたようです笑。 #十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/Bd8vKBy83Z
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 15, 2021
アドバイザーとして、平中克幸選手が同行してくださっている。
ご自身もレーシングドライバーであり、各地を戦って回っている身でありながら、こうしてスケジュールが合う限りは我々に朝から晩まで同行してくださり、様々な面から助言をして頂ける、これは本当にありがたいことだ。
恒志堂レーシング、スタッフ一同、本当に感謝しております。
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!風越星名(@sena_kazekoshi)を激写する人がいるから、誰かと思えば。
いとうりな選手(@loverina24)でした笑。さすが、頭身を高く撮る手法、スマホを逆さにして下から煽って撮ってます! イイヨイイヨー pic.twitter.com/qMojXJjk7t
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 15, 2021
レースや練習走行の合間の、ホッと一息ついた瞬間は、こういった選手の素の表情を捉えることができる。
いとうりな選手、見た目からクールな人なのかなと思いきや、結構気さくでお茶目な性格で自身も”自分は男の子です”というくらいに活発な人だ。
この、風越星名を撮影する姿、凄いシルエットになっていたので思わず休憩中だった筆者はカメラの電源をオンにした。
予選に向け、各選手のインタビューをしたので、その様子をご覧いただきたい。
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!12号車 佐藤元春(@chobby2)の予選前インタビュー。#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/BvGlqKszJy
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!35号車 いとうりな選手(@loverina24)の予選前インタビュー。#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/6HmJS8FMrQ
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!310号車 浅井康児選手(@ek9rocker)の予選前インタビュー。#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/cqbRGaYwBC
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!777号車 大島良平選手(@BrunaRacing)の予選前インタビュー。#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/9i95Z7m8qf
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
朝から濃いめの霧が立ち込める、十勝スピードウェイ。
路面がウェットではないもののドライとは言えない状況で、各選手は慎重なアタックを強いられることとなった。
ベストではないコンディションではあっても、恒志堂レーシングの面々は自分らしい走りを全うし、己の中での最高の成績を目指すスタンスで勝負に挑むという意気込みだ。
そういった姿勢が、チーム一丸となって必要以上に気負うことなく表彰台を狙う……という良い雰囲気を作り上げているように思う。
撮る側も、過度な緊張をせずに撮影に集中することができるので、個人的にも有難い環境だと感じている。
『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!各選手、マシンに乗り込み走行準備完了!#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/DV18on3AzR
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『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!予選、レース開始! 恒志堂レーシング、4台のマシンが走ります!#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/LLVCPFEjYo
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『2021 北海道クラブマンカップレース 第1戦』
(2021年5月16日)にKOSHIDO RACING参戦!霧の予選走行。
No.12佐藤元春(@chobby2)
No.777大島良平選手(@BrunaRacing)
No.310浅井康児選手(@ek9rocker)
No.35いとうりな選手(@loverina24)#十勝スピードウェイ #北海道クラブマンカップレース pic.twitter.com/zFMO2AkxVN— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
予選結果
12号車 佐藤元春選手 3番グリッド
310号車 浅井康児選手 5番グリッド
777号車 大島良平選手 8番グリッド
35号車 いとうりな選手 9番グリッド
以上の並びでのスタートとなる。
霧が完全には晴れない中、恒志堂の車両を含め15台のVITA-01による戦いの火蓋が切られた。
決勝レーススタートの瞬間です! pic.twitter.com/v5JuTvWbJU
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
上記、レース撮影初心者の自分が最初に見て不思議に思ったのが、正式スタート前にゆるりと1周だけ走って、再びスタート位置に戻り、改めて本気のスタートをする……というところ。
例えばマラソンだったり、短距離走だったりすると、まずスタートしたら本気の一本勝負なので、ウォーミングアップのようにまず1周してね、とはならないのだが、レースの場合は「あ!始まった!」と思ったら、周回してゆるーりとスターティンググリッドに戻ってきて、仕切り直し。という風になる。初めて見たときは「フライングでもして、またやり直しになったのかな?」と思ったのだが、違った。
よくよくこの撮影後に調べてみると、レースにおいては最初にフォーメーションラップといって、通常は必ずスタートする直前に行われるものなのだという。
このフォーメーションラップは、路面状況をドライバーが確認をしたり、スタート前に冷えてしまったタイヤを蛇行や急加減速をして温めたり、ランナーが体を温めるかのように実行される。
そして、改めてグリッド入りをし、正式な本番スタートとなるのだ。
まるで、車両たちが身震いをしつつ、手足をポキポキと鳴らして戦いに備えているかのよう。
決勝レース、恒志堂レーシングの4台が一丸となって表彰台を目指して走ります!
間髪入れずに来るので、カメラワーク必死です笑。 pic.twitter.com/C8Pmz5xBks— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
決勝レースの展開は、ほぼほぼスタートの形のまま順位が変わることなく、接触やスピンといったトラブルもないままにゴールした印象。
硬派な、それでいて紳士的な、単純にスピード同士のバトル、という感じを受けた。
スタートしてから、各車グリッドの順番を維持したまま走行。
いとうりな選手の35号車が、発進直後に8番から6番手にアップした以外は、ほとんど変化のない展開となった。
中盤、LAP5に突入しファーストコーナーに差し掛かったタイミングで、佐藤選手の12号車がアウトから1台に抜かされて4位となる。
終始、佐藤選手の赤いVITA-01と青いライバル車との差し合いが繰り広げられた。
そのまま各車、最終LAPまで多少の前車との距離を縮めたり広げたりという状況はありつつも、大きく競り合う場面も見られなかった。
結果は、
12号車 佐藤元春選手 4着
310号車 浅井康児選手 5着
35号車 いとうりな選手 6着
777号車 大島良平選手 9着
という結果となった。
皆様お疲れ様です。
レース後、撤収作業の合間に弊社代表の佐藤選手にインタビューすることができた。
恒志堂レーシング、
北海道クラブマンカップ第1戦に参加しました!
表彰台を逃してしまいましたが、
まだまだ継続は力なりのマインドで挑戦し続けます!皆様、応援を引き続き宜しくお願いいたします! pic.twitter.com/D1PdJQ0Btd
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) May 16, 2021
話にある通り、ライバルたちのミスが無かったということもあり、スタートからゴールまで非常にハイペースなレースだったように思う。
撮影をして回るうちに、あっという間に終わっていたかのように感じた。
また、7月11日には北海道クラブマンカップレースの第2戦が行われるので、それに向けて恒志堂レーシングはたゆまぬ努力を重ねていく。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。