RACING

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2025.06.17 ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE Rd.2鈴鹿サーキット-4月24日練習走行-

■搬入

KOSHIDO RACINGのメンバーは8時にサーキット到着。到着と同時に先入りしていたトラックから荷物を下ろし搬入がスタート。ラウンドを重ねた今回は前回に比べ、チームスタッフやメカニックの手により荷物がスマートにまとまり始めスムーズなものへとなりつつある。


レースといっても準備からスタートしており、搬入搬出でいかにストレスをなくすかがチームの雰囲気につながる。1時間ほどで搬入とピット設営を終え、午後からの走行に向けマシンとホスピタリティの準備が開始。

■Session1

Rd.1からダンパーが変更となったマシン。暖機を終え柴田がマシンへと乗り込む、
アウトインを繰り返し、セッティングを進める中1コーナーでクラッシュが発生し赤旗となる。マシンは一度ピットインし、柴田が藤巻へマシンのフィーリングをフィードバック。


残り20分のところで赤旗が解除され再びコースイン、トップとコンマ5差まで近づき車の方向性が見えたため一度佐藤へとドライバーチェンジ。10分強の走行終了とほぼ同刻に赤旗となりSession1が終了した。

■Session2

Session1を終えて、スプリングを前回鈴鹿でテストしたバネレートのものに交換。柴田がマシンに乗り込み、再びセッティングへと繰り出す。

チェックを終え佐藤にドライバーチェンジ。練習走行の段階から本番に向けたドライバーチェンジの練習も行い、佐藤がコースイン。変更後の足回りのフィーリングがとても良く、ペースも良好で無事走行完了。ピットインし、今回の鈴鹿戦から参戦の山本にドライバーチェンジ。初めてのマシンながらさすがの一言、とても良好なペースで走行を重ね15分ほどでピットイン。ここで浅井へとドライバーチェンジ。 鈴鹿での初レースとなる浅井は前週にチームメイト佐藤・柴田・山本と人生初の鈴鹿走行練習に来ていた。マイカーのロードスターで丸一日走行したものの本番用車両かつスリックタイヤでの走行は今回が初めてである。走行開始後そろそろ慣れてきたかというタイミングだったが、マシンのガス欠テストも兼ねていたためピットインを余儀なくされそのままSession2が終了となった。

■走行後ドライバーコメント

Aドライバー:佐藤 元春

1本目の走行枠ではリアの挙動がシビアでセットを変更した。その後挙動は落ち着き、状況は改善された。内容としてはスプリング交換でリアがブレイクするような感触はなくなり、急なオーバーステアもなくなった。4名のドライバーが安定してタイムを刻めるようになったことから、このまま金曜・土曜と練習を重ねれば必ず良い結果につながると思う。
多くの方からご協賛いただいているので、このパワーを受け取ってしっかり結果として残せるよう挑みたい。

Bドライバー:柴田 優作

S耐車両での鈴鹿初走行となったが、初戦のもてぎからバランスよく仕上がっている。ここから鈴鹿に向けて煮詰めていく。
鈴鹿のコース特性を想定したところ多少合わないところがあったため、エンジニアに相談し、リアのスプリングを交換した。この調整で2回目のセッションではうまくマッチしたと感じている。
明日の課題は、調子自体は良いためそれをキープすることと、チーム全体のレベルアップを図ってゴールを目指せるようにしたい。

Cドライバー:浅井  康児

燃料残量テストも含めて数周回してきた。燃料が少ないため軽くて動きはよかったが、自分のロードスターとはまったく違う動きに戸惑いが生じ、思うような走りは到底できなかった。明日、明後日の練習走行枠を使ってしっかりアジャストさせたい。

Dドライバー:山本 謙悟

計測3周ほどしてきた。初めてS耐用のロードスターに乗ったが、クルマはよく曲がる印象で調子が良い。
マシン自体の完成度は高いと思う。ただ、鈴鹿は難しいため走行においての改善点はたくさんある。明日以降徐々に詰めていきたい。