2022.07.05 2021年12月12日 KYOJO CUP Rd.4 富士スピードウェイ
KYOJO-CUP Rd.4
ここからは、熱く美しい競争女子達の戦いをお届けしていく。
610号車 RINA ITO 選手
35号車 兼松 由奈 選手
<公式練習>
FCR-VITA 決勝レースの後3時間ほど間を空け、KYOJO CUPの練習走行が開始。
30分と短い走行時間でマシンの感触を掴み、試行錯誤していく。
https://twitter.com/koshidoracing/status/1469557827811569666?s=20&t=WfDwRUhNHsnYceEYgRu9cA
タイヤの状態を確認後、コースインするRINA ITO 選手
RINA選手はところどころマシンの挙動を気にする素振りも見せたが、兼松選手共に翌日へ向けた順調な走行となった。
練習を終え、各チームはマシンの整備を行い万全を期して富士スピードウェイを後にした。
<KYOJO CUP公式予選>
翌朝 午前7時50分
610号車 RINA ITO選手 @loverina24
35号車 兼松由奈選手 @yuna_unagi
予選走行を開始しました! pic.twitter.com/2sGAEbCmTN— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) December 11, 2021
公式予選が開始され、16台のVITA-01を駆るのは全員が女性ドライバー。
繊細かつ力強い走りからは、彼女たちの気迫が溢れてくるようだ。
https://twitter.com/koshidoracing/status/1469806830990036993?s=20&t=WfDwRUhNHsnYceEYgRu9cA
25分間の予選の中で、タイムが塗り替えられては激しく順位が入れ替わっていく。
早朝の寒さに冷えたタイヤに熱を入れながら、コーナーでの限界を探る35号車 兼松選手もアドバイスを反芻しながらタイムを短縮、
610号車 RINA選手が2分1秒台に入ったところで予選は終了した。
<KYOJO CUP公式予選 リザルト>
10番手 610号車 RINA ITO選手 2分01秒900
15番手 35号車 兼松 由奈選手 2分05秒030
走行後のミーティングを行う
RINA ITO選手 @loverina24
兼松由奈選手 @yuna_unagi pic.twitter.com/JIALZh0gvK— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) December 11, 2021
RINA ITO選手、兼松 由奈選手による予選後コメント
いとう選手、兼松選手の予選後のコメントです☺️ pic.twitter.com/wBBuE0pVBa
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) December 11, 2021
両名とも「悔いの残る結果だった」とコメントしたが表情は明るく、この後の決勝への意気込みが感じられた。
<KYOJO CUP 決勝>
2021年シーズンの最後を飾るレースへ向けて健闘を誓うRINA ITO選手、兼松 由奈選手。
思い思いの声援をかけていくKOSHIDO RACINGチーム。
いよいよ、10周のレースが始まる。
鋭い眼差し👍
決勝へ向けたコースインは目前です🏎#KYOJO pic.twitter.com/PXLuTnDWPk— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) December 12, 2021
決勝スタート!! pic.twitter.com/CZCivUVpjl
— KOSHIDO RACING (@koshidoracing) December 12, 2021
シグナルがブラックアウトし、16台のVITAが全開で加速。
15番手スタート、35号車 兼松選手は混雑を回避し落ち着いて走行。
10番手からの610号車 RINA選手がスタートダッシュを決めTGRコーナーで1台をパスした後、続くコカ・コーラコーナーで更に順位を上げ8位に浮上。
ADVANヘアピンからダンロップコーナーで並ばれるも、巧みなブロックで守る。
兼松選手はスタートで16番手に落とすも、焦らず張り付き中盤には15位へ戻る。
各集団は3台ごとに隊列を組み、長く激しいバトルの様相を呈していた。
そのままレースは順位を入れ替えながら進行し、
7、8、9番手の接近戦を先頭で戦うRINA選手は4周目の300Rからダンロップコーナーにかけて並びかけられ再度8番手につくが、ピットからの指示通りにプッシュ。
迎えた最終ラップでは長らくバトルしていた2台を抑え、ポジションを奪い返してRINA選手は7番手、
兼松選手は15番手でチェッカーフラッグを受けた。
<KYOJO CUP 決勝リザルト>
7番手 610号車 RINA ITO選手 3ポジションアップ
15番手 35号車 兼松 由奈選手
混戦の中、両選手トラブル無く完走する見事な走りを見せた。
「悔しさしかない!」とはRINA選手本人の談だが、アグレッシブなドライブは見るものを惹きつける走りであった。
兼松選手もハイレベルな戦いの中、より経験値が高まっていった事だろう。
FCR-VITA、KYOJO CUP共に全員が順位を落とさずに走り切った2021年最後のレース。
トラブル時、メカニックの素早く的確な整備や、ピットクルーのデータ解析、アドバイザーのサポートといったチームワークが表れる一戦であったと感じた。
2021年の応援にお礼を申し上げると共に、
2022年シーズン、KOSHIDO RACINGの新たなチャレンジとチームワークにご注目いただきたい。