RACING

北海道から全国へ、そして世界へ!
子供たちへ「希望」と「勇気」を与えるために走り続けたい。

2022.07.05 2021年12月11日 富士チャンピオンレースRd.5

 

シーズンも終わりを迎える2021年12月11日(土)から12日(日)、静岡県駿東郡小山町「富士スピードウェイ」にて、

富士チャンピオンレースシリーズRd.5およびKYOJO-CUP Rd.4が開催。

 

KOSHIDO RACINGからはそれぞれ2台がエントリーし、2021年最後のレースシーズンへ向けて飛び立った。

今回はそのFCR-VITA、KYOJO CUPについてをお届けしていこう。

 

FCR-VITA Rd.5

 

610号車 佐藤 元春 選手

 

35号車 浅井 康児 選手

 

 

<公式練習>

 

12月10日 午前8時50分

 

北海道民でも気温の低さを強く感じる12月の富士スピードウェイ。

レースウィークの朝は、富士山が見下ろす晴れ渡る天候で迎えた。

 

朝焼けの中そびえる赤富士

 

 

 

 

二枠で30分ずつの走行を行う公式練習は、レースが併催されるインタープロトやトヨタスープラ、IS-F CCSRと共に走行。

路面の感触やマシンの動き、タイヤに入る熱を確認するため、各車が準備を整えていく。

 

 

しかし、早くもここで浅井選手の走行を控えた35号車にトラブルが発生。

エンジンが吹けず、メカニックの診断を受ける事となる。

 

 

走行を前に610号車へ乗り込む 佐藤 元春 選手

 

 

 

間にヤリスカップの練習走行を挟み、二枠めの練習走行へ。

 

KYOJO CUPに出場するRINA ITO 選手、 兼松 由奈 選手もタイム計測に加わりながら、自身の走りと重ねてイメージトレーニングしているようだ。

 

ストップウォッチ測定では2分0秒台で走行するハイペースな車両も存在する中、

順調に練習走行を重ねた佐藤 元春選手の公式練習後コメント。

 

 

 

直前には35号車にエンジン不調が発生し走りだせないトラブル、

走行の中で610号車にリヤフレームの損傷が見つかる等ハプニングは起こりつつも、

予選、決勝へ向けて走り出したKOSHIDO RACING。

 

夜にかけて整備を行ったメカニックの尽力により、翌12月11日午前7時ごろの公式車検では610号車、35号車2台とも元気なエキゾーストノートを響かせた。

 

 

 

<FCR-VITA公式予選>

 

12月11日午前8時。公式車検、ドライバーによるブリーフィングが行われた後、

25分間の予選が始まる。

 

予選前コメント

610号車 佐藤 元春選手

 

35号車 浅井 康児選手

 

 

 

 

しかし予選中、ピットに緊張が走った。

35号車 浅井選手が他車と接触、マシンはダメージを負ってしまう。

幸いケガ人は発生せず、35号車はおよそ3時間後の11:15から開始される決勝へ向けた整備のため、ガレージインとなった。

 

 

予選走行は再開、徐々に気温は上がり、それに合わせて各車がタイムを更新していく。

 

 

8~9周の予選走行が行われ、公式予選が終了。

 

<FCR-VITA予選リザルト>

12番手 610号車 佐藤 元春選手 2分01秒471

27番手 35号車  浅井 康児選手

 

約5秒の中に全車が納まる接戦、佐藤選手は中団前方グリッドからのスタートとなった。

浅井選手は悔しい予選であったが決勝への進出が認められ、迅速な修理により約2時間後にマシンの損傷は修復された。

 

 

 

決勝前、佐藤 元春選手と映るのは、左からKYOJOゴスロリレーサー 兼松 由奈選手、

応援に駆け付けたKOSHIDO RACING VTuber 風越 星名、

KYOJOエースドライバー RINA ITO選手

 

<FCR-VITA 決勝>

 

小休憩を挟んだ午前11時。決勝を目前に、各チームが車両を最終確認。

緊張感がサーキットを包む中、準備が進んでいく。

 

平中 克幸ドライビングアドバイザーとミーティングを行う佐藤 元春選手

 

 

 

 

佐藤 元春選手の決勝レース前コメント

 

 

兼松選手をグリッドガールに、位置につく佐藤選手

 

後方からのポジションアップを狙う眼差しの35号車 浅井選手

 

 

午前11時15分

クルーが見守る中、10周の決勝レースがスタート。

車載動画を併せてご覧いただきたい。

 

佐藤選手、浅井選手共にしっかりとスタートを決め、各車がTGRコーナーへとなだれ込む。

早くも仕掛けたのは610号車 佐藤選手。

 

 

絶妙なブレーキングで1台をパス、先頭集団を追う姿勢、

接近戦を展開しながらも2分02秒台で周回を重ねていく。

 

 

35号車 浅井選手も堅実な走りで先行車両をかわし、ポジションを上げる。

 

 

300Rでは610号車 佐藤選手が後方車両から並びかけられるも、続くダンロップコーナーではブレーキング勝負で応戦。

先行車両との接触も発生したが大きなダメージは無く、順位を守る安定した走行を見せた。

 

 

前を行く集団に少しずつ近づいていくが、縮まりきらずチェッカーフラッグ。

 

 

<FCR-VITA 決勝リザルト>

 

9番手   610号車  佐藤 元春選手   3ポジションアップ

25番手  35号車   浅井 康児選手   2ポジションアップ

 

 

 

両選手共に無事帰還し、タスキはKYOJO CUP出場の610号車 RINA ITO 選手、

35号車 兼松 由奈 選手へと渡された。

 

 

 

KYOJO CUPの模様は次の記事でお伝えする。