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2025.06.12 2025 スーパー耐久シリーズ第3戦 富士24時間

こんにちは!KOSHIDO RACINGの市川です😃

5月31日から6月1日、スーパー耐久シリーズの富士スピードウェイ24時間レースに参戦してまいりました💨

今年S耐新規参入チームということもあり、最初は参戦が危ぶまれましたが、参戦決定後はドライバーもエンジニアもメカニックもチームスタッフも全力で準備を進め、なんとかこの舞台に立つことができました!
この二日間は多くのスポンサー様にもお越しいただき、最高に盛り上がった状態で長い戦いに挑みます。

鈴鹿戦で傷を負った610号車(通称ロトスタ号)はメカニックの尽力によりすっかり生き返り、また丸一日を戦わなければならないという使命を果たすため装備も追加。
万全の態勢でレースウィークを迎えました。

ピットウォークでは多くの方にお越しいただき、最高の盛り上がり。



やはり24時間レースは一味違います😌

スタート前のグリッドウォークから雨が降り始め、強くなり続けた雨足の影響で15時のスタートは16時に順延。

レインタイヤを装着し、セーフティーカー先導でのスタートとなりました。

スタートドライバーはAドライバーの弊社佐藤代表☝

走り始めて1スティントを終える頃には雨も上がり、路面は乾き始めたことからスリックタイヤに履き替え、次のドライバーへ。

徐々に暗くなる中、佐藤選手・柴田選手・浅井選手・山本選手・大宮選手の5名のドライバーがバトンを繋いでゴールを目指します🌛

レース中はアンバサダーによるステージもあり、各チームのPRとともに会場のファンを沸かせます🙌

夜8時前には富士24時間名物の打ち上げ花火もレースに花を添えて🎆

もちろん運転中のドライバーはゆっくり見ている余裕などないのですが…🙄

そして夜も更けてきた頃、ロトスタ号に試練が💧

ハブのトラブルで緊急ピットインを強いられることに。

しかし鈴鹿戦に引き続き、ここでも凄腕メカニックの皆さまが神業的なパフォーマンスで10分で修復。
元々この24時間レースでは20時間経過までに10分間のメンテナンスタイムを消化しなくてはならない決まりとなっており、時間内で作業を完了させてロトスタ号を無事にコースに送り出したのでした。

これを傍らで見ていたスポンサー様は驚愕。改めてレースメカニックの凄さを感じていただけたと思います。

ハブトラブルを乗り越えてからはマシンは順調に周回を重ね、深夜帯へ突入。

この時間になると各チームいろいろなトラブルに見舞われ、セーフティーカー導入やフルコースイエロー(コース内すべて50km/h制限)、果てには赤旗中断などということも頻発します💦

しかし今回最もレースに影響したのは「霧」。

コースの先が全く見えなくなるような、雪国で言えばホワイトアウトのような濃霧にレース続行が危険と判断され、数時間にもわたるスロー走行ののち、午前3時40分から7時30分までレースは中断。

リスタートは各クラスのマシンが入り乱れるデンジャラスな状況でした。それでもKOSHIDO RACINGのドライバー陣は冷静に走行し、ノートラブルノーペナルティで周回を重ねます。



昼近くなり、3位走行中のロトスタ号は2位との差が気になるところ。
ここで手腕を発揮したのは柴田選手と大宮選手。

ラストの2スティントで怒涛の追い上げをみせ、レース終了まで数時間と差し迫ったところで2イイのマシンを捉え、前へ。

そのまま少しずつリードをつくり上げ、15時にフィニッシュ🏁

チームの総力で新規参戦チームながらロトスタ号は無事に完走を果たし、なんとクラス2位という偉業を達成したのでした!!

まさにこれはチームの総力での勝利といえるでしょう。
誰もが感動し、その瞬間を皆で共有するという24時間レースならではの醍醐味に溢れた瞬間でした🥺

悪天候でスタートが順延になったり深夜に濃霧でレース中断になったりと、天候に左右される24時間ではありましたが、ロトスタ号とそれを支えるスタッフは強かった。
もちろん1位になれなかったという悔しさは残りますが、今度はそれを糧に次に向けて動き出すのみです!