2019.06.27 価値ある建造物の保存と活用
兵庫県芦屋市宮塚町 東海道線芦屋駅から数分歩いた住宅街の中に周囲に並ぶマンションとは全く異なる風景が現れる。
石造2階建ての団地「旧宮塚町住宅」。
1952(昭和27)年に建設され、2017年までは市営住宅として使われていた。
2019年の時点で築67年。
当時の団地自体が少なくなってきていることに加え、石造である。
団地以外でも石造の、この古さの建物は珍しいと市は保存を決め、2018年9月からは利用方法を考えるワークショップを開催。
耐震補強を経て2019年2月からはオフィス、工房などとして貸し出すための募集をはじめた。
外壁は石川県小松市産の「日華石」を使用しており、
白山の火山灰が堆積して形成された凝灰岩で小松市観音下町でとれることから
「観音下石(かながそいし。読めない!)」あるいは「大華石」と呼ばれることもある。
その柔らかな色合いや加工のしやすさから、北陸を代表する石材として全国の有名建築に使われてきた。
有名なものだと国会議事堂の内装、赤いじゅうたんが延びる国会議事堂の2階廊下にも使用されている。
今後、どのように活用されるのか気になります。
今後もどんどん恒志堂の最新情報を更新していきますのでよろしくお願いいたします!
では失礼いたします(^^)/