2023.03.20 発酵の力で健康美食
今年4月よりオープンする食育deプログラミング教室。
せっかくなので今日は食にまつわる「発酵」をテーマに記事をお送りします。
日本でも馴染み深い発酵食品。ピンとこない方も必ず口にしたことがあるはずです。和食に使われている味噌、醤油、酢、みりん、酒はすべて発酵食品です。だしを取るのにかかせない鰹節も発酵食品の一つ。北海道の郷土料理である飯寿司も魚や米、野菜を米麹と一緒に樽に入れて漬け込み、乳酸発酵をさせたなれづしの一種。でも発酵ってなんでしょう。
◯発酵とは
発酵とは、食品に微生物が増えることによって起こる変化のこと。
腐敗もまた、食品に微生物が増えることによって起こる変化のこと。
実はこの2つはどちらも微生物の活動で、人にとって有害かどうか。
その違いしかないといわれており、味や匂いの好みは地域ごろに違います。
発酵と腐敗の線引は、微生物が増えて変化したときに
安全性が保たれているかどうかということが条件なのです。
◯発酵のすごさ
発酵の優れている点は「保存性」。
冷蔵庫や保存料がない時代にはどうしても旬の食材で偏ります。
きゅうりが旬なときはきゅうりが沢山。サバが捕れるときは大量のサバ。
食べきれない量がありふれていることも、何も食べるものがないことも
昔は当たり前だったことから、いかに保存するかということ考えられました。
そこから塩漬けにしたり、煙でいぶるなど、様々な方法を試し
結果として発酵食品が生まれたといわれてます。
そして保存がきくからこそ現代のフードロスにも貢献します。
◯栄養価の高さ
発酵食品をたべると元気になっていく。
昔は集落ごとに健康になると噂がまわり
日本中に発酵食品が広まったと考えられてます。
いまではそれが世界中に知れ渡っていますよね。
様々な研究から発酵食品をとることで
体の新陳代謝アップ、腸内環境の改善されると報告されてます。
発酵は保存もきき、栄養価もあり、おいしい。
発酵を文化を知るためにも自宅などで
「手前味噌づくり」や「麹づくり」をしてもいいですね。
ぜひみなさんも挑戦してみてください。
それでは素敵な週末を。
編集:Shinju