2022.01.06 北海道の冬の屋根事情
本日からニュース担当になりましたShinjuです。
今回のテーマは「北海道の冬の屋根事情」です。
雪が積もるのは地面だけではないです。
実は上を見上げると屋根にも積雪が。
平たい屋根(陸屋根)があると積もる積もる。
なかでも気をつけたいのは雪庇(せっぴ)です。
↓画像はイメージです。
〇無落雪屋根
最近の主流は堆雪にも耐えるフラットな無落雪屋根。
正確にはM型屋根形式積雪自然流下溝法と呼ばれます。
※M型屋根形式積雪自然流下溝法とは
屋根の上の積雪を自然に融かし、その雪どけ水をM型屋根の谷部に集めて、
『排水溝』・『排水管』を通して下水道などへ排水するものです。
〇雪庇の危険性
しかし積もった屋根から張り出す雪庇は注意です。
札幌の場合、冬は北西の風が多いため
雪庇は主に南東側にできます。
この雪庇を放置しておくと
重みに耐えきれず、地面に落ちてきます。
そうなると、家の境目を埋めてしまったり、歩道を塞いだり、駐車場のクルマに傷つけたり。
タイミング次第では人の上に落ちて事故になったり。危険がつまってます。
そうならないためにも雪庇は早めに落としましょう。
〇雪庇の落とし方は2つ。
1)屋根から落とす
2)地上から落とす
雪庇落としその1)屋根から落とす
屋根から落とす際にはこの3つに気をつけましょう。
・屋根の上り下りは滑らないように。雪庇を踏み抜かないように。
・屋根の位置に気をつけて、下に人がいないか確認。
・落とす雪は小分けに落とす。
雪庇落としその2)地上から落とす
地上から落とすのであれば道具を使いましょう。
建物状況にもよりますが3つ紹介します。
- 2階建ての建物には【ホッカイ棒 平型 ロング】
先端が曲がっているので、奥まで雪庇が落としやすい商品です。
全長は収納時2.9m・使用時6.7mなので、コンパクトにして保管もOK。 - 凍った雪庇には【雪ズバッ2 ステン焼入れ鋼ヘッド】
アルミ製ボディ素材なので軽くて丈夫。
刃は弧の形状で、どの角度でも雪庇を削ることができます。 - 屋根を傷つけないには【アルミ・ロング雪落とし】
ヘッドがプラスチック素材なので、金属に比べ
屋根を傷めにくい素材になってます。
いずれにしても作業は1人ではなく2人以上で。
万が一の事故にならないように気をつけてください。
雪庇ガードの取付や専門業者への依頼など
他にも住宅メーカーが色々開発しているので調べてみるのもいいでしょう。
以上、雪庇にまつわるお話でした。
かなり寒くなってきたので、体調にもお気をつけて。
それでは今日はこの辺で!See you next time!